八王子市の火葬料金と火葬場事情|1級葬祭ディレクターが教える火葬場と葬儀場・斎場選び
最終更新:2026-1-23
八王子市民が利用する主要な火葬場・葬儀場(公営)
八王子市民が検討する主な公的施設は、(1) 八王子市斎場(火葬+式場)、(2) 南多摩斎場(火葬+式場)、(3) 楢原斎場(式場/火葬併設なし)の3つが軸になります。
八王子市斎場(八王子市山田町)|市内で完結しやすい火葬斎場(式場併設)
八王子市が運営する公営斎場で、火葬炉・式場・待合室・霊安室等を備えています。
- 設備とサービス
- ・火葬炉:8炉
・式場:第1式場(126席)、第2式場(60席)
※ 設備の詳細は市公式情報をご確認ください
1級葬祭ディレクターが見るポイント
市内で完結しやすく、ご親族の移動負担を抑えられる点が強みです。
最近、増えている家族葬にも最適な葬儀場もあるので、1年中通して、常に予約が入っています。
一方、火葬枠・待合室運用などのルールが見直されることがあるため、直近のお知らせを確認したうえで手配することが重要です。
出典元:八王子市公式ホームページ「八王子市斎場」「施設設備」「火葬室使用料」「式場使用料」
南多摩斎場(町田市上小山田町)|5市で運営する大型の公営総合斎場
八王子市・町田市・多摩市・稲城市・日野市の5市で構成される「南多摩斎場組合」が運営する公営総合斎場です。
八王子市民は、亡くなられた方の住民登録等の要件を満たす場合、「組織市住民」区分で利用できます。
1級葬祭ディレクターが見るポイント
式場と火葬場が併設され、施設規模も大きい一方、共同利用のため時期によっては予約が取りづらいことがあります。
日程が延びる場合は、安置日数の増加やご親族のスケジュールも含め、総合的に判断します。
出典元:南多摩斎場組合(南多摩斎場公式サイト)「使用料」
楢原斎場(八王子市楢原町)|式場重視の市営斎場(火葬場は併設なし)
楢原斎場は、八王子市の外郭団体である一般財団法人 八王子市まちづくり公社が運営する斎場です。
施設としては「式場斎場(式場・法要室・霊安室等)」で、八王子市斎場のような火葬機能(火葬炉)は併設されません。
そのため、楢原斎場で通夜・告別式を行った後の火葬は、八王子市斎場や南多摩斎場など、別の火葬施設へ移動して行います。
- 設備とサービス
-
・祭壇付式場:4室(一般葬儀用は1室72席、2室連結で最大150席)
・小規模葬儀専用式場:1室(30席+受付用)
・法要室:2室
・霊安室:保冷庫8基
・駐車場:場内180台+第2駐車場120台
1級葬祭ディレクターが見るポイント
「式場の使い勝手」と「駐車場規模」が強みで、会葬者が一定数見込まれる葬儀や、車来場が多いご家庭に適しています。
火葬場は別移動になるため、(1)出棺後の移動手段(霊柩車+マイクロバス等)、(2)火葬予約時刻から逆算した出発時刻、(3)道路状況(渋滞)を前提に計画すると、当日の混乱を避けられます。
八王子市斎場に比べて、予約は取りやすい。葬儀までの待ち日数が少ないです。
出典元:
・八王子市公式ホームページ「楢原斎場(一般財団法人 八王子市まちづくり公社)」
・楢原斎場公式ホームページ「楢原斎場の紹介」「アクセス」
・八王子市斎場・楢原斎場予約状況お知らせサイト(八王子市斎場=火葬斎場、楢原斎場=式場斎場の説明)
【最新】八王子市民の火葬料金・式場利用料
ここでは、公式発表の「代表的な区分」を抜粋して整理します。
料金や区分の適用条件は必ず各施設の公式情報でご確認ください。
| 施設 | 区分(代表例) | 火葬料金(12歳以上) | 根拠(出典) |
|---|---|---|---|
| 八王子市斎場 | 死亡者が八王子市民(住民票) | 無料 | 八王子市公式「火葬室使用料」 |
| 堀ノ内斎場 | 民営 | 90,000円〜 | 加算あり |
※上記は「12歳以上(大人)」の代表例です。12歳未満、死胎、改葬、身体の一部等の区分は各公式情報をご参照ください。
【参考】八王子市斎場の式場使用料(抜粋)
| 区分 | 内容 | 八王子市住民 | 八王子市外住民 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 第一式場(126席) | 通夜(夜間付添いあり) | 35,000円 | 70,000円 | 八王子市公式「式場使用料」 |
| 第一式場(126席) | 告別式 | 25,000円 | 50,000円 | 八王子市公式「式場使用料」 |
| 第二式場(60席) | 通夜(夜間付添いあり) | 30,000円 | 60,000円 | 八王子市公式「式場使用料」 |
| 第二式場(60席) | 告別式 | 20,000円 | 40,000円 | 八王子市公式「式場使用料」 |
※市外住民の定義は「死亡者の住民登録が八王子市以外」とされています。(八王子市公式)
【参考】楢原斎場の施設使用料(抜粋・2024年7月1日改定)
| 区分 | 八王子市民 | 八王子市民以外 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 式場1室(一般葬儀用) | 146,660円 | 293,320円 | 楢原斎場ご利用案内(使用料) |
| 式場1室(小規模葬儀専用) | 88,000円 | 176,000円 | 楢原斎場ご利用案内(使用料) |
| 霊安室(24時間あたり) | 7,700円 | 15,400円 | 楢原斎場ご利用案内(霊安室料金) |
※『八王子市民』の定義(住民登録、親族の申請要件、在勤・在学等)は、楢原斎場ご利用案内の定めに従います。
八王子市の公的制度:『葬祭費(国保)』
国民健康保険の『葬祭費』支給(5万円)
八王子市の国民健康保険加入者が亡くなった場合、葬祭(葬儀)を執り行った方(喪主)に「葬祭費」が支給されます。
支給額:50,000円
申請期限:葬祭を行った日の翌日から2年
出典元:八王子市公式ホームページ「国保加入者が亡くなったとき(葬祭費)」
1級葬祭ディレクターが教える八王子市での葬儀や家族葬のコツ
20年以上、八王子市での実務経験のあるプロとしての結論です。
混雑期は『火葬料』だけでなく、安置日数・移動負担を含めた総額で比較する
公営施設は費用面のメリットが大きい一方、混雑期(冬季など)は予約が取りづらい場合があります。
その際、安置料・ドライアイス代などが日数分発生し、結果として総額が膨らむことがあります。
また、楢原斎場のように火葬場が併設されない式場斎場を選ぶ場合は、出棺後の移動(火葬場までの搬送・ご親族の移動)も含めた段取りが重要になります。
※追加費用の有無・金額は、安置場所(自宅/施設)や対応内容により異なります。見積もりの段階で「待機日数が伸びた場合」「移動が増える場合」の費用を確認してください。
『市内で完結』か『式場の使い勝手重視』か、優先順位を家族で先に決める
八王子市斎場は火葬と式場が同一施設で完結しやすい一方、楢原斎場は式場・駐車場面で強みがあります。
どちらが適切かは、(1)日程、(2)移動負担(高齢者・遠方親族)、(3)費用、(4)式場の希望規模の優先順位で変わります。
実務では、第一希望と代替案(別日・別施設)を同時に準備しておくと、精神的な負担も軽くなります。
まとめ:八王子市で後悔しないために
- 八王子市には、火葬機能を備えた公営施設(八王子市斎場)があり、条件により火葬料が無料となることが公式に示されています。
- 南多摩斎場も、亡くなられた方の住民登録等の要件を満たす場合、組織市住民として利用できます。
- 楢原斎場は火葬機能は併設されませんが、式場の使い勝手や駐車場規模の観点で有力な選択肢です。(火葬は別施設へ移動)
- 公的給付として、国民健康保険加入者には葬祭費(5万円)が支給されます。
本記事は、下記の公式情報を根拠として作成しています。
改定があり得るため、最終確認は必ず各公式情報または葬儀社を通じて行ってください。
出典元(一次情報)
- 八王子市公式ホームページ
- 南多摩斎場(南多摩斎場組合)公式サイト
この記事の監修者
白根 剛(しらね たけし)
厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
- 【経歴・実績】
- 葬祭業界に携わり35年。家族葬から4万人規模の社葬・お別れの会・合同葬まで 首都圏において約100,000件の葬儀執行ならびに管理監督責任者を担当。これまでに三鷹市をはじめ西東京地域で3,000件以上の葬儀・火葬に立ち会う。特に三鷹市民が最も利用する多磨葬祭場での施行経験が豊富で、式場併設の利点を活かしたスムーズな進行に定評がある。
- 【メッセージ】
- 八王子市は、市内に火葬機能を備えた公営施設(八王子市斎場)があり、さらに広域の公営斎場(南多摩斎場)も利用可能です。
また、市営の式場斎場として「楢原斎場」があり、火葬場は併設されませんが、式場の使い勝手や駐車場規模の観点で有力な選択肢になります。公式情報を根拠に、実務目線でポイントを整理します。


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