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お葬式コラム

八王子市の火葬料金と火葬場事情|1級葬祭ディレクターが教える火葬場と葬儀場・斎場選び

1. 八王子市民が利用する主要な火葬場・葬儀場(公営)

2.【最新】八王子市民の火葬料金・式場利用料

3. 八王子市の公的制度:『葬祭費(国保)』

4. 1級葬祭ディレクターが教える八王子市での葬儀や家族葬のコツ

まとめ

八王子市民が利用する主要な火葬場・葬儀場(公営)

八王子市民が検討する主な公的施設は、(1) 八王子市斎場(火葬+式場)、(2) 南多摩斎場(火葬+式場)、(3) 楢原斎場(式場/火葬併設なし)の3つが軸になります。

八王子市斎場(八王子市山田町)|市内で完結しやすい火葬斎場(式場併設)

八王子市が運営する公営斎場で、火葬炉・式場・待合室・霊安室等を備えています。

設備とサービス
・火葬炉:8炉
・式場:第1式場(126席)、第2式場(60席)
※ 設備の詳細は市公式情報をご確認ください

1級葬祭ディレクターが見るポイント

市内で完結しやすく、ご親族の移動負担を抑えられる点が強みです。
最近、増えている家族葬にも最適な葬儀場もあるので、1年中通して、常に予約が入っています。
一方、火葬枠・待合室運用などのルールが見直されることがあるため、直近のお知らせを確認したうえで手配することが重要です。


出典元:八王子市公式ホームページ「八王子市斎場」「施設設備」「火葬室使用料」「式場使用料」

南多摩斎場(町田市上小山田町)|5市で運営する大型の公営総合斎場

八王子市・町田市・多摩市・稲城市・日野市の5市で構成される「南多摩斎場組合」が運営する公営総合斎場です。
八王子市民は、亡くなられた方の住民登録等の要件を満たす場合、「組織市住民」区分で利用できます。

1級葬祭ディレクターが見るポイント

式場と火葬場が併設され、施設規模も大きい一方、共同利用のため時期によっては予約が取りづらいことがあります。
日程が延びる場合は、安置日数の増加やご親族のスケジュールも含め、総合的に判断します。


出典元:南多摩斎場組合(南多摩斎場公式サイト)「使用料」

楢原斎場(八王子市楢原町)|式場重視の市営斎場(火葬場は併設なし)

楢原斎場は、八王子市の外郭団体である一般財団法人 八王子市まちづくり公社が運営する斎場です。
施設としては「式場斎場(式場・法要室・霊安室等)」で、八王子市斎場のような火葬機能(火葬炉)は併設されません。
そのため、楢原斎場で通夜・告別式を行った後の火葬は、八王子市斎場や南多摩斎場など、別の火葬施設へ移動して行います。

設備とサービス
・祭壇付式場:4室(一般葬儀用は1室72席、2室連結で最大150席)
・小規模葬儀専用式場:1室(30席+受付用)
・法要室:2室
・霊安室:保冷庫8基
・駐車場:場内180台+第2駐車場120台

1級葬祭ディレクターが見るポイント

「式場の使い勝手」と「駐車場規模」が強みで、会葬者が一定数見込まれる葬儀や、車来場が多いご家庭に適しています。

火葬場は別移動になるため、(1)出棺後の移動手段(霊柩車+マイクロバス等)、(2)火葬予約時刻から逆算した出発時刻、(3)道路状況(渋滞)を前提に計画すると、当日の混乱を避けられます。

八王子市斎場に比べて、予約は取りやすい。葬儀までの待ち日数が少ないです。


出典元:
・八王子市公式ホームページ「楢原斎場(一般財団法人 八王子市まちづくり公社)」
・楢原斎場公式ホームページ「楢原斎場の紹介」「アクセス」
・八王子市斎場・楢原斎場予約状況お知らせサイト(八王子市斎場=火葬斎場、楢原斎場=式場斎場の説明)

【最新】八王子市民の火葬料金・式場利用料

ここでは、公式発表の「代表的な区分」を抜粋して整理します。
料金や区分の適用条件は必ず各施設の公式情報でご確認ください。

施設 区分(代表例) 火葬料金(12歳以上) 根拠(出典)
八王子市斎場 死亡者が八王子市民(住民票) 無料 八王子市公式「火葬室使用料」
堀ノ内斎場 民営 90,000円〜 加算あり

※上記は「12歳以上(大人)」の代表例です。12歳未満、死胎、改葬、身体の一部等の区分は各公式情報をご参照ください。

【参考】八王子市斎場の式場使用料(抜粋)

区分 内容 八王子市住民 八王子市外住民 出典
第一式場(126席) 通夜(夜間付添いあり) 35,000円 70,000円 八王子市公式「式場使用料」
第一式場(126席) 告別式 25,000円 50,000円 八王子市公式「式場使用料」
第二式場(60席) 通夜(夜間付添いあり) 30,000円 60,000円 八王子市公式「式場使用料」
第二式場(60席) 告別式 20,000円 40,000円 八王子市公式「式場使用料」

※市外住民の定義は「死亡者の住民登録が八王子市以外」とされています。(八王子市公式)

【参考】楢原斎場の施設使用料(抜粋・2024年7月1日改定)

区分 八王子市民 八王子市民以外 出典
式場1室(一般葬儀用) 146,660円 293,320円 楢原斎場ご利用案内(使用料)
式場1室(小規模葬儀専用) 88,000円 176,000円 楢原斎場ご利用案内(使用料)
霊安室(24時間あたり) 7,700円 15,400円 楢原斎場ご利用案内(霊安室料金)

※『八王子市民』の定義(住民登録、親族の申請要件、在勤・在学等)は、楢原斎場ご利用案内の定めに従います。

八王子市の公的制度:『葬祭費(国保)』

国民健康保険の『葬祭費』支給(5万円)

八王子市の国民健康保険加入者が亡くなった場合、葬祭(葬儀)を執り行った方(喪主)に「葬祭費」が支給されます。

支給額:50,000円

申請期限:葬祭を行った日の翌日から2年

出典元:八王子市公式ホームページ「国保加入者が亡くなったとき(葬祭費)」

1級葬祭ディレクターが教える八王子市での葬儀や家族葬のコツ

20年以上、八王子市での実務経験のあるプロとしての結論です。

混雑期は『火葬料』だけでなく、安置日数・移動負担を含めた総額で比較する

公営施設は費用面のメリットが大きい一方、混雑期(冬季など)は予約が取りづらい場合があります。
その際、安置料・ドライアイス代などが日数分発生し、結果として総額が膨らむことがあります。
また、楢原斎場のように火葬場が併設されない式場斎場を選ぶ場合は、出棺後の移動(火葬場までの搬送・ご親族の移動)も含めた段取りが重要になります。
※追加費用の有無・金額は、安置場所(自宅/施設)や対応内容により異なります。見積もりの段階で「待機日数が伸びた場合」「移動が増える場合」の費用を確認してください。

『市内で完結』か『式場の使い勝手重視』か、優先順位を家族で先に決める

八王子市斎場は火葬と式場が同一施設で完結しやすい一方、楢原斎場は式場・駐車場面で強みがあります。
どちらが適切かは、(1)日程、(2)移動負担(高齢者・遠方親族)、(3)費用、(4)式場の希望規模の優先順位で変わります。
実務では、第一希望と代替案(別日・別施設)を同時に準備しておくと、精神的な負担も軽くなります。

まとめ:八王子市で後悔しないために

  • 八王子市には、火葬機能を備えた公営施設(八王子市斎場)があり、条件により火葬料が無料となることが公式に示されています。
  • 南多摩斎場も、亡くなられた方の住民登録等の要件を満たす場合、組織市住民として利用できます。
  • 楢原斎場は火葬機能は併設されませんが、式場の使い勝手や駐車場規模の観点で有力な選択肢です。(火葬は別施設へ移動)
  • 公的給付として、国民健康保険加入者には葬祭費(5万円)が支給されます。

本記事は、下記の公式情報を根拠として作成しています。
改定があり得るため、最終確認は必ず各公式情報または葬儀社を通じて行ってください。

出典元(一次情報)

八王子市公式ホームページ
南多摩斎場(南多摩斎場組合)公式サイト
楢原斎場(一般財団法人 八王子市まちづくり公社)
八王子市斎場・楢原斎場予約状況お知らせサイト(運営:一財)八王子市まちづくり公社)

この記事の監修者

白根 剛(しらね たけし)

厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

【経歴・実績】
葬祭業界に携わり35年。家族葬から4万人規模の社葬・お別れの会・合同葬まで 首都圏において約100,000件の葬儀執行ならびに管理監督責任者を担当。これまでに三鷹市をはじめ西東京地域で3,000件以上の葬儀・火葬に立ち会う。特に三鷹市民が最も利用する多磨葬祭場での施行経験が豊富で、式場併設の利点を活かしたスムーズな進行に定評がある。
【メッセージ】
八王子市は、市内に火葬機能を備えた公営施設(八王子市斎場)があり、さらに広域の公営斎場(南多摩斎場)も利用可能です。
また、市営の式場斎場として「楢原斎場」があり、火葬場は併設されませんが、式場の使い勝手や駐車場規模の観点で有力な選択肢になります。公式情報を根拠に、実務目線でポイントを整理します。